砂漠は太古の昔と宇宙に広がる銀河、そして過去と未来を同時に感じさせる場所です。それは限りなく遠いものでありながら確かに存在する世界であり、皆のものでありながら誰のものでもない土地です。砂漠を舞台にしたエトロの最新キャンペーンは、ヘンリック・プリエンヌをフォトグラファーに迎え、カリフォルニアのパームスプリングスで撮影されました。いや、ロサンゼルスだったか、はたまたモーリタニアだったか、ひょっとしたら火星だったのでしょうか?砂漠では、地理的な座標はほとんど役に立ちません。灼熱の砂漠では、色彩は太陽に飲み込まれ、地平線の彼方まで見渡す限り同じ光景が広がっています。
今回のキャンペーンで描いているのは、時間の中で、そして時間を超越して、荒々しくも純粋なままの自然に触れる旅。それは、ボヘミアンの詩的な世界観で、情熱的でありながらさりげないセンシュアリティを放つ、エトロのノマド・スピリットを再定義しています。